考える力を育てる
はじめに
お子さんと意見がちがうとき、どうしていますか?
当サイト運営者の家庭では、息子の成長にともない、こどもの意見を生活に取り入れることが増えてきました。
日頃どのように考えてこどもの意見を取り入れているのか?について紹介します。
ご家庭でのお子さんとの会話を思い返しながら、お読みいただけましたらうれしいです。
親子の意見がちがうとき、どうしていますか?
生活していると、こどもと大人の意見がぶつかることもありますよね。
当サイト運営者の家庭では、息子が3~4歳くらいのころまでは、息子がものごとの順番に強くこだわる傾向があったため、日常生活のなかでたびたび意見が衝突していました。
おもちゃを片付けるタイミング
お風呂と食事の順番
など、ささいなことですが毎日おこなう必要のあることについては、説得したり、長い時間をかけて習慣化したりしながら、「保護者が良いと思う流れ」で生活できるよう、すこしずつ誘導することが多かったように感じます。
成長とともに、こどもの意見を尊重する機会が増加傾向
息子の成長にともない、イヤイヤやかんしゃくではなく、親の意向とちがう意見をこどもがはっきりと伝えるようになってきたので…
無理に保護者の意見を押し通さないよう気をつけつつ、仕事の都合など変更できないことについては、理由をはなしてこどもが納得できるように話し合うようにしています。
このほか、試しにこどもの意見を取り入れる機会が増えてきました。
最近では、「帰宅してからお風呂に入るまで」の流れを、息子の意見を尊重して変えることにしました。
判断のポイントは「将来どんな力を身につけてほしいか」
コロナ禍以降、より健康的だと考えて、「帰宅したらまずお風呂」という流れが家族のなかで定着していました。
でも、小学校で宿題が出るようになってからは、「面倒なものは先に片づけたい」というこどもの意向で、お風呂の前に宿題を終わらせたい、と訴えることが多くなったので。現在では「宿題を終えてからお風呂に入る」が定番の流れになっています。
感染症/あせもなど、衛生面を考えると先にお風呂に入ってもらいたい気持ちはまだあるのですが…
「どんな方法/順番で行動したら効率がいいか?」などを自分で考えられる大人になってもらいたい、という想いがあるので、「考える力」を育てることにつながったらいいな、と考えて今回は息子の意見を尊重しました。
ほかにも、生活のさまざまな場面で「こうやってやりたい」と言われたら、(安全を確保したうえで)まずは体験できるように見守ることを、最近では(できるだけ)意識しています。
予見できた失敗をしても「ほら!」と指摘せず、失敗後の後片付けを促してサポートすることで、「挑戦~失敗から学ぶ」までを1セットで経験できる機会を、できる範囲でつくってあげたいと考えています。
ときどき将来に想いをはせながら、ベターだと思える選択肢をえらぼう
日常生活は小さな選択の積み重ね。
判断に迷うこともありますよね。
おなじような場面でのこどもとの意見の衝突が増えたときや、日常のルーティーンを変える必要があるとき。
そんなときは一瞬立ち止まって、「こどもにどんな力をつけてもらいたいか?」と、ちょっと先の未来に想いをはせてみると、どんな選択がより良い方向につながっていそうか、判断がしやすくなるかもしれません。
おわりに
「言われたことだけをこなす」だけの人生よりも、「自分で考えたアイデアを実現するために試行錯誤しながら成長」していく人生を、息子にはたのしんでもらいたいと、ある日ふと思いました。
これまでスムーズに暮らせていた生活のリズム/ルーティーンを変えるのにはすこし勇気が必要でしたが…
こどもと話し合い、こどもの意見を尊重したことで、こども本人が自主的に宿題に取組む状況にもつながったので、今回は良い判断ができたかなと自負しています。
今後も、息子と意見が食い違うことは多々あると思いますが、「どんな選択がベターか?」を息子と一緒によく話し合いながらえらぶことで、息子の「考える力」をじっくり育てていきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2024年7月31日
第98号
ものごとの順番へのこだわり
3~4歳ごろまでは「やる順番」に
強めのこだわりをもっていた息子
最近またお風呂/宿題の順番で議論に
息子のやる気を尊重して
今回は生活のルーティーンを変更
本人は快適そうですし
生活上も問題がないので
しばらくはこの流れで様子をみます
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