こそだて中のイライラ
無視せず大切に

はじめに

こどもの成長に応じて内容は変わっていくものの、こそだてしていると家族/自分にイライラすることもありますよね。


なんだかイライラすることが増えた…

そんなときは、疲れがたまっているかもしれません。


いつもおなじような場面でイライラする…

そんなときは、考え方に原因があるかもしれません。


こそだて中のイライラについて、どのように付き合っているのか?

どのように考えているのか?

個人的な考えをつづります。


どのようなときにイライラするかな?と、日常のこそだてを思い浮かべながらお読みいただけますとうれしいです。

育児中のイライラ、どんなときに多い?

イライラするのはつらいので、できるだけイライラせずに済むよう、調整しながら生活しているのですが、それでもさまざまな場面で、イライラとした感情はわいてきます。


みなさんは、どんなときにイライラしますか?

など、イライラするときには、パターンがあることが多いように感じています。


満たされていない気持ちが原因のイライラ

たとえばこんなとき、イライラしませんか?


大人は、やりたくないこと、自分の意思とはちがうこと、など、ガマンしてやらなければならないことが日常生活には多いです。

でも、こどもはまたそういったことが理解できていないため、自由な言動が多いですよね。


人によっては、幼少期になんらかの原因があって、こどもらしくのびのびとした発言/行動ができなかった、という方もいらっしゃるかもしれません。

疲れているときも、休みたい/自由になりたい/ゆっくりしたい、という欲求が満たされていないので、イライラしやすくなると思います。


この、自分の状況とこどもの言動のギャップが大きいほど、イライラも強くなるのではないかと考えています。


無意識にこどもをコントロールしようとしていることが原因のイライラ

もうひとつ、よくあるイライラパターンがあります。

「こどもを自分の思い通りに動かそう」としているときに、それがうまくいかないとイライラする、というパターンです。

意識的にこどもをコントロールしようとする方はすくないと思いますが、無意識に(間接的に)コントロールしようとしていることはよくあると思います。


たとえば…

など。


生活の主導権は保護者にあるので、コントロールしたい気持ちがわくのは自然なことです。

効率よく生活したいという願いであって、悪い感情ではありません。


ただ、コントロールしようとするほど、こどもの自由な言動にイライラすることが増えるため、生活がしんどくなりやすいと感じています。

このため、「コントロールしようとしすぎていないか?」と、ときどき思い返してみることが大切です。


など、こども自身が決めても問題ない場面では、判断をこどもに任せてもいいかもしれません。

(栄養面では、1日もしくは1週間単位でだいたいバランスがとれていればOK、という意見を聞いたことがあります。)


そう思うだけで、ほんのすこしでも、イライラがラクになるといいなぁ、と考えています。


イライラも大切な感情!うまく付き合っていこう

イライラは、自分の感情/本当の自分に気づいて満たしてあげる、いい機会でもあるかもしれません。


イライラしたときはまず、こどもの安全を確認して、可能であればひと息ついて…

あとで落ち着いて考えられるときに「あのときどうしてイライラしたのか?」をゆっくり考えてみると、日常のなかで自分を大切に暮らすヒントが、みつかるかもしれません。


おわりに

イライラは精神的に疲れるので、つらいですよね。

さまざまな原因があると思いますが、環境を整えたり、考え方をほんのすこしだけ変えてみたりしながら、イライラをすこしずつ減らせたらいいなと思います。


イライラは、ひとりでかかえこまないことが大切です。

家族も含めた周囲の力を借りて、まずはイライラする日を減らせますように。


そして、すこし余裕ができたら、イライラのなかから自分の願望をみつけて大切にできますように。

2024年2月23

第25

習志野市内の梅の花
イライラするときは外に出てみると
こどもと一緒でも気分転換になるかも

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