こどもに伝えるむずかしさ

はじめに

みなさんは、大切なことをお子さんにどんな風に伝えていますか?

当サイト運営者の息子はプライドが高いため、なにか指摘する必要があるときに、どう伝えたら反発されずに納得させられるか?を考えながら、「伝え方」に苦労しています。


日頃どんな点に注意しながら、息子への伝え方をどのように工夫しているか、について紹介します。

お子さんのことを思い浮かべながら、ご参考にお読みいただけましたらうれしいです。

プライドが高い息子

まちがい/直したほうがいいことなどを指摘されると、ささいなことでもへそを曲げてしまうことが多かった息子。

小学生になりすこし成長して、感情を爆発させることはなくなったため助かっていますが、とっさに小さなウソをついて、まちがいを認めずに言い訳をすることが多いです。


失敗/恥をかくことなど、さまざまな経験を今後重ねていくことを思うと、「このままでいいのか?」と、今後がちょっと心配になります。


「こうしたほうがいい」の伝え方がむずかしい

算数/国語などの宿題のまちがいは、言い訳をしながらも素直に受け入れられるようになりましたが…

などの生活態度や、他人を不快な気持ちにさせないためのマナーなどにかかわる部分の指摘がむずかしいお年頃。


言い方を工夫しないと、「言われたせいでイヤな気分になった」「そんなことを言ってパパ(ママ)は悪者だ」などと、「イヤな気持ち」を倍返ししてくることがあります。

そうなると「君の将来のために言っているのに」と、やるせない気持ちになったり、イライラしたり、こちらの精神状態までおかしくなってしまいます。


「指摘されて直す」は悪いことでもはずかしいことでもない

息子が「指摘」に対して過剰な反応をみせる背景には「自分(自尊心?)を守りたい」という防御反応が隠れているように感じます。

単純に、プライドに傷がつくのを恐れている面もあると思いますが、「まちがえること/注意されることは格好悪いことだ」と感じているのではないかな?と考えています。


このため、日頃から

ということを、さまざまな場面でくりかえし伝えるようにしています。


こどもに合った伝え方を試行錯誤しながら、成長を見守っていきたい

さまざまなタイプのこどもがいて、それぞれに合った伝え方があるはずだ、と息子をみていて感じます。


見極めがむずかしいですが、これからも、無理のない範囲で「息子に合った伝え方」をいろいろ試しながら、成長をあたたかく見守っていきたいと思います。


おわりに

保護者のみなさんがこどものころは「大人の言うことをききなさい!」と、一方的に大人の意見を押し付けられるかたちで怒られ、受け入れるしかなかったという人が多いのではないでしょうか?

令和になり、生き方/考え方の多様性が認められつつある現代においては、大人の考えを押し付ける育て方では、こどもの「考えるちから」が育たず、将来こどもたち自身が困ってしまうのではないか?と考えています。


このため、こどもの個性に合わせた「伝え方」をさがすことが大切だと感じています。


将来、息子が周囲の人と協力し合いながら、人生をより豊かにたのしく生きていくために、知っておいたほうがいいことについては、今後も工夫しながら伝え続けていきたい…
ときには、「伝え方」を考えることに疲れることもありますが、「どんな伝え方なら、息子が反発せずに素直に受け入れられるか?」という視点で息子の個性を見極めながら、より「伝わる」伝え方を今後も研究していこうと思います。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

2024年7月10

第89

ぐんぐん成長していくこどもたち

今、受け入れられない指摘も
成長したら怒らずに聞けるかも…

そんな淡い期待をもちながら
「今、必要なこと」を必要なときに
工夫しながらくりかえし
伝えていこうと思います

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