相手のやり方を
尊重したほうがいいとき

はじめに

人になにかをやってもらうとき、自分のやり方とちがうと気になりませんか?

当サイト運営者も、その1人。

夫や息子に家事をしてもらうとき、「こうしてほしい」と伝えることもあったのですが…
息子からのある「頼みごと」がきっかけで、考え方を変えました。

どんな頼みごとで、どんな気づきがあったのか?について紹介します。

家事/育児/仕事を手伝ってもらうときの、ご自身の気持ちを思い返しながら、お読みいただけましたらうれしいです。

息子からの「頼みごと」

小1の息子は、学校から持ち帰ったアサガオを毎日お世話しています。

ほとんど自分で水やりをしているのですが、面倒になったある日、「ママやって~」と、水やりを頼んできました。


…が、その頼み方が強めで、ちょっと気になりました。

自分が「めんどくさい」と感じているのに、事細かにやり方を指定(もはや強要!?)してきたんです。

「もっとラクで簡単な方法で水やりしたい」と考えて、息子としばし議論しました。


息子の「頼み方」が気になって気づいたこと

息子に頼まれたときに感じたことは、「人に頼むなら、その人のやり方を尊重してよ…」ということ。

ふと、「これはほかの家事/育児/仕事などにも共通することなのではないか?」と気づきました。


洗濯物の干し方など、一部のことに対してこだわりがある当サイト運営者は、家事/育児を夫にお願いするとき、やり方の希望も伝えることがときどきあったように思います。

結婚当初など、お互いの生活スタイルや価値観をまだよく分かっていなかった時代には、やってくれた家事などに対して、「こうしたほうが良い」と意見することもありました。


これでは「やっても文句を言われる」と感じて、だんだん家事/育児自体が面倒になってしまいそうだな…
まずは、感謝を伝えたほうがいいな、と反省しました。


気持ちよくやってもらう「頼み方」のコツ!

このようにお互いが気持ちよく、頼む/引き受けることができる「頼み方」には、コツがあることに気がつきました。


それは、「相手のやり方を尊重すること」。

自分の手順/方法を尊重されると、信頼されていると感じてモチベーションにも繋がります。

相手の方法で問題が起きたら、事実を伝えてそのときに改善策を話し合えばOK。


たとえば、洗濯物の干し方について。

できるだけシワをのばし、風が通りやすく乾きやすいように考えながら干したほうが、「生乾き臭」が発生しづらくて良い、と経験から分かっている場合でも…

最近は、やってもらうにはあまりいろいろ言わないようにして、実際に「生乾き臭」が出てから改善策を話し合うようにしています。

まだ起きていない問題についてあれこれ言われるよりも、実際に問題が起こってから「お互いにラクな方法」について一緒に考えるほうが、引き受ける側の精神的な負担感が小さく済みそうですし、記憶にも残りやすそうですよね。


どうしても臭くしたくない洗濯物など、気になるときは、こっそり直すのもアリだと思います。


相手のやり方を尊重し、お互いがラクな頼み方で、負担を軽減しよう

自分がベストだと考えている方法と、相手の方法がちがう場合、なにも言わずに見守るのは、はじめはすこし大変かもしれません。

でも、それぞれが自分に合った方法で家事/育児/仕事をしたほうが、気持ちよく取組めるので長続きすると思いませんか?

相手のやり方から、なるほど!と学ぶこともあるかもしれませんね。


ちがう考え方をもつ人同士が集まって生活する、家庭生活。

相手を尊重して、ときどき自分の考えや気持ちを伝えて、課題があれば話し合う…
これをくりかえしていくうちに、だんだんとお互いが快適に過ごせる「落としどころ」が見えてくるのだと思います。


やり方のちがいを愛おしみつつ、負担を軽減することで、すこしずつ、こころの余裕をさらに取り戻していきましょう…!


おわりに

息子のアサガオの水やりがきっかけで気づいた、人への「頼み方」のコツ。

これは、自分も相手も気持ちよく過ごせるよう配慮することによる、円満な人付き合いのコツでもあるように感じました。


自分のやり方にこだわらず、相手のやり方も受け入れる。

多様な生き方/考え方が混在する社会をたのしむ秘訣でもありそうです。


こうした、日々の小さな行動の積み重ねで、家族に笑顔の時間が増えていったらいいなと思っています。


家事/育児/仕事をすべて、自分の思い通りにコントロールすることは難しいですよね。

日々のタスクをひとりで抱え込むことなく、周囲の人と協力し合うことで、毎日をたのしむ余裕をもつ…
その結果、家族と笑顔で過ごせる時間が増えていったら素敵ですよね。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

2024年8月23

第102

アサガオの水やりで気づいた
「人に頼むときのコツ」

息子もわたしもこだわり強めのタイプ
息子が水やりを頼んできたときの
頼み方が気になって以来
人になにかを頼むときは
相手のやり方を尊重しよう
と心に決めました

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