日常の体験と
こどもの学び
はじめに
これからたくさんのことを学んでいくこどもたち。
こどもには、いいタイミングで、良質な学びの機会を与えてあげたい、と思う反面、日常生活で精一杯で、特別な学習機会はなかなかつくってあげられない、という現状の方が多いのではないでしょうか。
当サイト運営者の家庭でも、特別な習い事はまだしていませんし、電車に乗るようなおでかけはごくたまに行く程度です。
早期教育のよさについて知る機会があると、「なにかはじめたほうがいいのでは?」と焦ることも…。
こどもの学びについての、当サイト運営者の個人的な考えを紹介します。
学びについて焦りを感じている方のきもちがほっとやわらぐような、そんなブログになったらいいなと思います。
どなたかのご参考になりましたらうれしいです。
「学び」というと、習い事?
こどもの「学び」について、みなさんはどのようなイメージをおもちでしょうか?
学校/園でのお勉強
家庭学習
習い事
読み書きそろばん
英語/英会話
など、「勉強」のイメージが強いでしょうか。
これら以外に、
おともだちとなかよくする
きもちを人に伝える
相手のきもちを理解する/尊重する
興味/関心のあることについて熱中する/深掘りする
など、人生をたのしく健康に生きていくために必要な(非認知能力なども含めた)「生きるちから」を身につけることも「学び」だと、考えています。
学びは日常のなかに
「勉強」も「非認知能力」も、日常生活を通して学ぶことができます。
特に、こどもが「好き」なことを通して学ぶちからは素晴らしいですよね。
たとえば…
電車が好きな場合
:大好きな電車をみながら、色/形/速さ/数/文字などについて学ぶ公園であそぶことが好きな場合
:遊具であそびながら、人とのかかわり方/季節の移ろい/風/体温調節/時間などについて学ぶママと一緒になにかをすることが好きな場合
:お手伝いをたのしみながら、料理/片付け/洗濯/掃除など生活に必要なことや、人とのかかわりについて学ぶ
など、「好き」にかかわることは、どんどんあたらしい発見をして、学習していきます。
「好き」につきあうと、学びが深まる
当サイト運営者の息子の場合は、その時々で興味のあることについて、YouTubeや近所での体験を通して、感じたり考えたり覚えたり…といった学びが多いです。
たとえば…
色の名前
左右
大きい小さい
早い遅い
電車の車両のドアの数
エンジン音の違い
など、電車を通してさまざまなことを学んでいます。
最近は父子で将棋ブーム。
将棋を通して、「金」など、一部の漢字も覚えました。
「先のことを考えて行動する」ということも、将棋の戦略から学んでもらえたらうれしいな、と思いながら見守っています。
親子ともに無理のない学びで、人生をたのしく
興味のあること/好きなことに熱中する姿は、保護者からみてとてもほほえましく、たのもしいですよね。
大人に無理のない範囲で、こどもの興味につきあい、「好き」にかかわる学び/気づきを得る機会を増やしてあげたい、
そして、自分の「好き」を通して、人生を楽しむちからを身につけてもらいたい、と考えています。
日常のなかで、「こどもの興味につきあう」ことで、こどもの強みを引き出していけたらいいなぁ。
親子ともに無理のない学びで、こどもの可能性がすこしでも広がったらいいなぁ。
こどもの学びについて、そんな風にゆったりと考えています。
小学校にあがったら、目の前の宿題/勉強についていく(のをサポートする)ので精一杯になり、考え方は変わるかもしれませんが、就学前はできるだけ、あそびからの学びを大切にしたいと思っています。
おわりに
「勉強」は、遅れることがあっても、努力によって遅れを取り戻したり、必要になったときに学びなおすことができます。
そして、人によって得意不得意があるので、最終的には得意を伸ばして、不得意な部分は得意な人のちからを借りて生活していくことができればいいのではないかな、と考えています。
基礎的な学力は必要ですが、こどもたちが大人になる時代には、計算などの機械的な作業はAIなどに任せて、創造的な仕事を担っていければいいのかな、とも考えています。
ただ、自立するちから/人生をたのしく生きていくために必要なちからは、幼少期からの積み重ねで形づくられていくものだと思うので、日常生活を通して、さまざまな場面で伝えていきたいです。
みなさんは、こどもの「学び」について、どのように考えていますか?
「学び」も大切、あそびも大切、家族と笑顔ですごせる時間も大切。
ご家庭ごとに、「わがやの考え」にもとづいて、自信をもってこそだてできるのが、一番大切なことですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2024年2月17日
第19号
息子のアルコールインクアート
「きれい!」と感動する時間も
感性を育てる「学び」と捉えています
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