こそだてで地域とつながる
はじめに
こそだては、各家庭でするもの。
世間ではそう考えられていそうですし、一時期までは、自分でもそう思って育児してきました。
みなさんは、いかがでしょうか?
各家庭の考え方により、さまざまなこそだてがあってOK。
法律や公序良俗に反するものでなければ、育児方法は各家庭で決めてOK。
でも、「家庭だけ」でするものではない、と考えています。
どういうことか?簡単に紹介します。
これまでのこそだて生活をねぎらいながら、お読みいただけましたらうれしいです。
こそだては「家庭で」するもの!でも…
家庭ごとに、さまざまなルール/習慣があり、金銭感覚もちがいますよね。
だから、こそだても、家庭ごとに考え方/方法は異なって良いですし、ちがって当然です。
この意味で、こそだては、家庭ごとの自由なルールにもとづいて「家庭で」するものであると考えています。
こそだては「家庭だけで」するものではない?
こそだては、「家庭で」するもの。
でも、「家庭だけで」する、という意味ではありません。
「家庭で」するこそだて
「家庭だけで」するこそだて
似ているようで、大きくちがいます。
ポイントは、「外部のちからを借りられるかどうか」です。
地域とのつながりのなかで、親子ともに学んで成長していく!
こどもの健康/成長に不安を感じたら、病院を受診する
こどもの保育を、園やシッターさんなどにお願いする
こどもとあそぶために、公園/施設を利用する
など、心身の健康を保ちながらこそだてしていくうえで、さまざまな外部サービスを利用しますよね。
こうしたサービスを利用することに、罪悪感/劣等感を感じる必要はありません。
なぜなら、多様な人に見守られることでさまざまな刺激を受けて、「地域のなかで」こどもたちがのびのびと成長していくことができるためです。
実体験から、「地域とのつながり」が多いほど、こどものこころの柔軟性/やさしさを育てることができるのではないか?と感じています。
たとえば、保護者以外のさまざまな価値観に触れることで、
保護者意外にも信頼できる大人がいる
多様な人がいる
みんなちがって、みんないい(=自分も、ありのままで生きていい)
といった大切なことを、息子が日常を通じて学んでいる、という実感があります。
このほか、「地域とのつながり」をうまく生活に活用することで、保護者の負担が軽減され、笑顔ですごせる家族時間が増えるのではないか?とも考えています。
助けを借り、学びながら、地域でのこそだてをたのしもう…!
こどもセンター(子育て支援センター)/公民館など
お子さま連れでの利用を歓迎しているお店/施設
お子さまを保育してもらえるサービス
家事負担の軽減を手助けしてくれるサービス
など、こそだて家庭の「つらい」を助けてもらえる場所は、意外とたくさんあります。
定期的にプロに助けてもらう経験を積むと、受けたアドバイスなどが経験値となって、「保護者力」の向上につながります。
また、外部の助けを得て負担をすこしでも軽くすることで、こころの余裕を取り戻すことができれば、こころからの笑顔で日常をたのしめる時間も増えていきます。
ひとりでがんばるこそだてよりも、「地域とのつながり」のなかでのこそだてのほうが、力を抜いてたのしめそうな気がしませんか?
おわりに
保護者のライフステージの変化
こどもの成長
などにより、悩みや、必要な助けは変化していきます。
でも、大切なことはずっとおなじ。
ひとりで抱え込まずに、周囲の助けを得る
つらいと感じること、家事/育児、などの負担軽減について積極的に考える
ひとりで(家庭で)抱え込まず、必要に応じて、知人/専門家などに相談したり、助けを求めたりして、悩みを外に出すことが大切です。
こそだてに追われる日常に疲れ果てて、逃げ出したくなることがある
無力感に襲われて、自分の存在をちっぽけに感じることがある
「今」を強制終了して、ラクになりたいとぼんやり考えることがある
こそだて中に涙を何度も流している
自分(家庭)だけのちからですべてを乗越えようと、上記のようなつらい気持ちに耐えている方にこそ、地域とのあたたかいつながりのなかで、助けてもらったり、会話で気分転換したりする経験を大切にしていただきたいな、と思います。
ひとりでは越えられない壁も、周囲の人/専門家と一緒なら乗り越えられる、ということは多いです。
「頼る」ことは「迷惑をかける」ことではありません。
はじめは勇気がいると思いますが、できそうなことからすこしずつ、「助けを求める」ことをためしてみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2024年9月27日
第107号
地域のゆるやかなつながりの中で
助けを借りつつ乗越えてきたこそだて
自然と地域の知り合いが増えて
習志野市が「地元」になりました
ひとりで抱え込まず
「地元」でのこそだてをたのしむ
そんな「がんばりすぎない」
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